ことの葉

日々の想いを「ことの葉」にして綴っていきます。

言葉の散歩

私のオリンピック観戦

ロンドンオリンピックが始まった。8時間の時差は観戦するのもなかなか大変。
いろいろな競技の決勝が明け方になるので、夜の延長で起きているか、一度寝て朝早く起きるか……やっぱり、夜の延長になっちゃうよね~
だから、この週間は睡眠不足だな。

今回、お家芸の柔道が2日目を終えて苦戦のようだけど、銅メダルでも残念って……
金メダルを取ることを12千万人に期待されちゃって
大変だなぁ~と思う反面、申し訳なくもある。

だって、昨日まで、私、彼らのこと誰一人として知らなかったから。
国内予選だってほとんど見ていない。誰が代表なのか、どんな技が得意なのか、
何も知らないのに、応援だって一度もしたことがないのに、
突然、12千万人もの赤の他人から金メダルの期待を被せられて
金メダルが取れなかったら、12千万人もの俄か監督に、テレビの向こうから
「技が切れていなかった」だの「スピードがない」だの言われて……

スポーツだもの。自分のために戦って。
メダルは自分が頑張ったご褒美だから、「応援してくれる日本の人々のために」なんて言わなくていいよ。

今、ロンドンで戦っている人たちは、その誰もが
私が遊んでいた時間も、命を削るようにして練習をしてきた人たちだから
その存在だけで、あなた方は、もう金以上に光り輝いている。

だから、すべてのアスリートが、その力を存分に発揮できる戦いを
私は一つでも多く観戦したい(テレビだけど)
ウェイトリフティング女子・三宅選手銀メダル。最高に格好良かった。
アーチェリー女子団体銅メダルも、最後、痺れる展開だったね。
普段あまり目にしないスポーツに感情移入してしまう
それが私の好きなオリンピック観戦。

 

MAO-MAMA

夏の記憶


高校野球の地方大会が真っ盛り。あーーー夏!!!!という感じ。

私の故郷の代表は……なんて、毎日、結果を検索したり。
それに加えて、今年の夏はオリンピック!!!!!
わが家の一日は、間もなくロンドン時間で回り出す。

好きなんだよな~スポーツ……を観るのが。
私にとって、スポーツは「する」ものではなく、「観る」もの。
だから、幅広く観ますよ。いろいろと。

F1も好きで、サーキットまで行ってたし。
競馬も好きで、競馬場まで行ってたし。
アメフトも好きで、競技場に行ってたし。
もちろん、野球も好きで、甲子園に行ってたし。

その中でちょっとご自慢もある。

例えば……
1977
年富士スピードウェイで開催された日本GPで起きた
ジル・ヴィルヌヌーブの事故をリアルタイムで見た!!!(テレビで…)
ハイセイコーが断然の1番人気を背負いながら敗れたダービーも
リアルタイムで見た!!!(やっぱり、テレビ…)

でも、そんな私が、
2006821日は甲子園にいた。
早稲田実業 駒大苫小牧の決勝再試合だ。
現在、プロで活躍している早実の斎藤君と駒大の田中君が投げ合って決着がつかず、
翌日再試合になった歴史に残る試合。

こんな試合はもう当分見られないかもしれないと
その日の朝に「行こう」と決めて、家族で出かけた。
甲子園は超満員。陽射しは半端ない。
でも、陽射しをまともに受けながら声を枯らして応援している高校生たちを見ていると
暑いなんて言ってられなかった。

……夏休みももうすぐ終わろうとしていたあの日の記憶。

あの時、ホームランが飛んでくるのを見ながら、
その意味もわからずにはしゃいでいた娘が、今はもう大学生。
あの時の、斎藤君や田中君より年上になった。


時は移り、人は変わる。それでも……
今年も、暑くて熱い夏が来る。

 

MAO-MAMA

57匹の羊たち

今日は“海の日”……世の中は祝日だ。
家で仕事をしていると、世の中の祝日には段々疎くなる。
今日も仕事をしているけれど、何ら不思議でもない。これが当たり前。


おそらく、世の中の同世代の女性の多くが送っている日常とはちょっと違った時間の過ごし方をしていると思う。まず、料理が下手。掃除が嫌い。女性として失格だな
()
それでも、何とかできる範囲で母親とかやっていて、子どもも大学に通うようになったし、今はお義母さんの介護とかいうのもやっている。とても十分ではないと思うが……


でも、何よりも普通じゃないと思うのが、睡眠時間かな。
元々、眠ることが嫌い。というとちょっと違う。怖いという方が正しいかもしれない。
眠ることに罪悪感があるのだ。
最初にそう感じたのは小学5年生頃だったかもしれない。その頃は18時間眠らなければならないと言われていたので、8時間と言えば1日の1/3だから、自分が75歳まで生きるとすると「25年間も眠るのか」と感じたのが始まりである。そんなに眠って、死ぬまでにやりたいことをやり遂げられるのか……などと、10代になったばかりのこまっしゃくれた私は考えてしまったのである。


そう考えてしまうと、眠ろうと思ってもなかなか眠れない。
ある時、あまり眠れないので、羊を数えてみた。眠れると聞いたから……
羊が1匹、羊が2匹、羊が3匹……数え続けていくと、頭の中が羊だらけになってしまった。そして、とうとう57匹目がすでにいっぱいになっていた羊の上に落ちてしまい、踏まれた羊が喚き出して、私の頭の中の牧場は大騒ぎになってしまった。ますます眠れない。
それで、私は意を決してベッドに起き上がり、ノートと鉛筆を出して来て計算を始めた。私の頭のサイズから断面積を出して、羊1匹当たりの大きさを計算しようと考えたわけである。
結果、私の頭の中の羊は21mm角くらいの大きさ、つまり、1匹で1辺が2cm程度のスペースを占めることが判明した。なんか、可愛い。


今も私の頭の中には、
1辺が2cmのスペースに収まる小さな羊が今もどこかに隠れている……に違いない。今は無理に眠ろうとせずに、眠たくなったら眠るという、あまり宜しくない生活をしているので登場する機会はあまりないが、57匹の小さな羊は押し合い圧し合いしながら、次の出番を待っている……と何となく思っている。


ああ~、思いっきり朝寝坊したいなぁ~ と思っていたら、変なことを思い出してしまった祝日の朝。

 

MAO-MAMA

未来と重なる今

2012627日……この日がどんな日か、思いつく人はかなりの映画好き!?

 映画「Back To The Future」でドクがタイムマシンのデロリアンに設定した未来の日付だ。

 

1985年当時、私は映画館でその場面を観た。

その時、2012年ははるかに遠い時間の向こうにあった。

あれから27年。あの時の未来に私は立っている。

マーティは、27年後のその日、想像していた未来とは違う自分を目撃してしまうのだけれど、

私は、想像した自分になっているのだろうか……

 

子どもの頃、私たちにはアトムがいた(オッと年がバレるwww

未来のロボット、子どもたちの夢を叶えてくれるスーパーヒーロー。

彼が生まれたのは200347日。

子どもだった私にとって、それも遠い遠い未来だった。

そして、20034月のその日を、私は仕事をしながら迎えた。

小学生の娘を持つ母親になっていた。

しかし、2003年の私たちの生活は、かつて夢見たような未来ではなかったし、

人工知能を持って空を飛ぶ10万馬力の少年もいなかった。

それでも、確実に私たちは進歩していた。

ロケットは宇宙と地球を往還していたし、

「チン」と鳴ったら料理ができるようになっていた。

空飛ぶスーパーヒーローはいなかったけれど、翌年、ASIMOは時速3kmで走った。

ゆっくりだけど、私たちは夢に近づいていたと思いたい。

 

そして今、私たちはコンピュータを抱えて歩いている。

少年の格好はしていないけれど、人工知能はいろいろなところで私たちの生活を向上させるために、日々進歩している。

コンピュータの情報が目の前に現れるメガネも開発され、SFの世界が今、現実になっている。

 

幸せは便利さだけじゃない……なんて、当たり前の御託は並べたくない。

より安全になる技術なら大歓迎だし、

より楽しくなる装置なら、さらに大歓迎!!

そんな楽しい道具を使って、子どもの頃に夢見た未来を私は歩いて行きたいし、

自分の子どもにも夢見る未来を歩かせたい。

そう思いながら、やはり27年前に描いたのとはちょっと違う未来を

今、私は歩いている。

 

そう言えば、娘も見ていたドラえもんは22世紀から来ていた。

アトムは人間の代わりに戦うロボットだったけど、

ドラえもんは、人間がトラブルを乗り越えるための道具を出してくれるロボットだ。

ヒーローとは言えないけれど、ほしいものを何でも出してくれるまるでマジックボックス。

ドラえもんの生きる22世紀、私たちの世界はどうなっているんだろうか。

デロリアンがポケットになっている22世紀。

そんな未来が来るとちょっと楽しいかもしれない……ホント。

 

MAO-MAMA

 

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